Subversion から Mercurial へ移行する奮戦記 その3

EclipseMercurial を入れる。
Subversion から Mercurial へ移行する奮戦記 その2 の続きです。
Eclipse を使ったことがあり、 plugin をいくつか入れたことがあることが前提でいきます。
EclipseGalileo (3.5) です。
2011.06.1 現在の公開場所は http://javaforge.com/project/HGE です。そして Eclipse plugin の update site は http://cbes.javaforge.com/update です。
のはずなのですが、インストールが 5% から進みません。古い方は delete して 新しい方の URL にしてくれと書いてあるのに…。
javaforge に join してくださいと書いてあるので、してみたのですが関係ないようです。
しかたがないので、古い URL http://hge.javaforge.com/hgeclipse の方を指定したら、インストールしてくれました。
プラグインのインストールは help -> Install New Software をすると、ウィンドウが開きます。Work with に アップデートサイトの URL を入力すると、プラグインの項目が出来てきます。
codeBeamer を使っていれば、チェックします。私は使ってませんのでチェックしません。 Windows Binary もインストールできますが、すでに TortoiseHG を入れてあるので、チェックしません。

途中で、「認証されてないけどインストールを続けるか?」と聞いてくるので YES で続けます。

プラグインのインストールが終わったら、次にプロジェクトを作ります。File -> New -> Project でウィンドウを開き、Mercurial -> Clone Existing Mercurial Repository を選ぶと Wizard が始まります。

リポジトリ先の指定と保存するディレクトリ、そしてプロジェクト名を決めます。リポジトリを選んだとき、取ってくるリビジョンを指定できます。



Finish すると python だったら、pydev が build します。初めてやったとき私は失敗しました。build が全く終わらないのです。Cancel も出来なくなって Eclipse のプロセスを kill しちゃいました。再度立ち上げたら、続きから build しはじめて無事プロジェクトが作られました。その後、記事を書く為にもう一個別プロジェクトを作ったときには、素直に終わりました。
次に Team Synchronize の設定をします。プロジェクトエクスプローラー(左にあるファイル構成が表示されているウィンドウ)だけでも出来ますが、変更されているファイルだけ見るのはとても良いことです。ちょっと他のファイルを参照するつもりだったのに編集してしまったり、修正を加えるつもりで編集を始めたけど、やっぱりやめて元に戻したいとか。また1つの機能を追加する場合にファイルが一つと限りません、あとは複数の作業をしている場合です。追加機能の作業をしているときに、バグ修正を早急にしなくてはいけなくなったとか。
Perspective が開いていなかったら、 Window -> Open Perspective -> Team Syncronzing で パースペクティブを開いてください。

分散構成管理ですので、どこのリポジトリから取ってきたのかわかりません。ですので、任意に指定する必要があります。表示出来るのは1つだけです。clone したプロジェクトが複数合っても1つだけ。指定するリポジトリは、マスターリポジトリでもいいですし、担当チーム用のリポジトリでもいいです。ローカルリポジトリも指定出来ますが、outgoing と incomming が変化しないので、意味がないです。どこのリポジトリを指定しようが、 commit するときはローカルリポジトリ。それを忘れないでください。
Synchronize ウィンドウにある一番左のアイコンをドロップダウンして、一番下に出てくる項目を選択すると、同期させたいプロジェクトとリポジトリの設定が出来ます。
以上で、EclipseMercurial を使うプラグインのインストールは
質問など有りましたら、ウェブサービス開発手法でお受けいたします。

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